軟骨内骨化と膜内骨化

2025年7月4日

骨形成の過程を骨化といいます

骨化には軟骨内骨化と膜内骨化があります

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今回は骨化である、軟骨内骨化と膜内骨化です

では、一緒に勉強していきましょう!

骨形成の過程を骨化

骨形成の過程を骨化といいます

骨化には軟骨内骨化と膜内骨化があります

軟骨内骨化は一次骨化と二次骨化

軟骨内骨化を軟骨性骨化ともいいます

軟骨内骨化は軟骨組織が骨に置き換わることをいいます

この方法で作られた骨を置換骨といいます

軟骨内骨化には一次骨化と二次骨化があります

一次骨化は骨幹の中央部で軟骨内骨化が始まることをいいます

骨端の両端に骨端軟骨板があり、そこで軟骨が作られます

骨化がかなり進むと、骨端部で軟骨内骨化が始まります

これを二次骨化といます

骨端軟骨板は20歳くらいに骨組織に置き換わり、骨端線となります

軟骨外骨化は骨膜による骨化

軟骨外骨化は骨幹の周囲に骨組織が作られることです

骨膜の内側にある骨芽細胞によって新たな骨組織が作られます

これを軟骨外骨化といいます

<まとめ>軟骨内骨化は軟骨組織が骨組織に置き換わること

軟骨内骨化のまとめです

骨の元になる硝子軟骨が作られます

その中央部で軟骨内骨化が始まります。それが一次骨化中心です

骨化は両端に向かって進行します

骨幹の両端で軟骨から骨に変わっていきます。そこが骨端軟骨板になります

骨端軟骨板は骨の長さの増大に関与します。骨端軟骨板は成長板や成長軟骨板ともいいます

一次骨化している部分には血管が侵入してきます。成長が進むと骨端部でも血管が侵入し、骨化がはじまります

これを二次骨化中心といいます

20歳過ぎまで、軟骨が骨組織に置き換わります。置き換わった骨を置換骨といいます

骨端軟骨板は置き換わると骨端線になります

軟骨の外側には軟骨膜という膜があります。

軟骨内骨化が始まると、軟骨膜の内部に骨芽細胞の層が作られ、そこでも骨組織に置き換わります。

骨組織では骨膜となります。このことを軟骨外骨化といいます

骨を長くするのは骨端軟骨板で、骨を太くするのは骨膜が関与しています

膜内骨化は直接骨組織が作られること

膜内骨化は膜性骨化ともいいます

膜内骨化は軟骨を作らないで、直接骨組織が作られることをいいます

この方法で作られた骨を膜性骨といいます

膜性骨は頭蓋骨の大部分・鎖骨の一部や扁平骨です。

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