顎関節の特徴と動き

2023年1月21日

顎関節は特徴的な動きをします。今回は顎関節について、すぐ分かるようになります。

みなさん 勉強お疲れ様です。作業療法士国家試験対策講座 SakuraSaku Roomを運営しているさくらです。

今回は顎関節の特徴と動きについてです。

顎関節はよく国試に出題されますが、仕組みを理解すれば、そんなに難しくありません。

では一緒に勉強していきましょう!

顎関節には関節円板がある

顎関節は下顎骨の下顎頭と側頭骨の下顎窩との関節です。

顎関節には関節円板があり、関節包が取り囲んでいます。顎関節は結構大きく動きますので関節包は緩いです。

顎関節は外側靱帯と内側靱帯で補強されています。

外側靱帯は関節包を補強している

外側靱帯は側頭骨の関節結節と下顎頸の間に張っています。よって側頭骨関節結節は関節包の中にあります。

側頭骨関節結節は下顎窩の前にある結節です。

顎関節に関する骨の図

顎関節に関する骨

顎関節周囲の骨の名称です。下顎窩、関節結節の位置を確認しましょう。

顎関節の運動は複合運動

顎関節の運動は、

①下顎頭と関節円板の蝶番関節

②関節円板と下顎窩の平面関節

の2つの関節が複合的に動く関節です。

開口は下顎の下制+前進、閉口は下顎の挙上+後退

口を開ける開口での下顎骨の動きは、下制(下に下がる)と前進(前に出る)が同時に起こります。

口を閉じる閉口での下顎骨の動きは、挙上(上に上がる)と後退(後ろに下がる)が同時に起こります。

まとめ

  • 顎関節には関節円板がある
  • 顎関節の関節包は緩い
  • 顎関節は外側靱帯と内側靱帯で補強されており、外側靱帯は関節結節に付いている
  • 顎関節は蝶番関節と平面関節の複合関節
  • 開口は下顎の下制+前進、閉口は下顎の挙上+後退

課題ノートにまとめて覚えましょう

顎関節の特徴と動き

上記の図を印刷、もしくはノートに書き、最初の図を参考に空欄を入れてみましょう。書き入れることで、言葉の内容を考えるきっかけになります。

下に答えを入れた図がありますので、自分が入れた言葉と答え合わせをしてみてください。自分の理解度が分かります。

あとは覚えるだけです。空欄に書いた言葉に赤ペンを引き、赤シートで隠して覚えましょう。また、アプリなどを使ってもよいでしょう。白紙の図にもう一度書いてもよいでしょう。自分の覚えやすいやり方で覚えましょう。

課題ノートの答え:自分でノートに記入してから見てください

顎関節の特徴と動き 答え

どうでしたか?

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今日はここまでです。お疲れ様でした。