顎関節の特徴と動き
顎関節は特徴的な動きをします。今回は顎関節について、すぐ分かるようになります。
みなさん 勉強お疲れ様です。作業療法士国家試験対策講座 SakuraSaku Roomを運営しているさくらです。
今回は顎関節の特徴と動きについてです。
顎関節はよく国試に出題されますが、仕組みを理解すれば、そんなに難しくありません。
では一緒に勉強していきましょう!
顎関節には関節円板がある
顎関節は下顎骨の下顎頭と側頭骨の下顎窩との関節です。
顎関節には関節円板があり、関節包が取り囲んでいます。顎関節は結構大きく動きますので関節包は緩いです。
顎関節は外側靱帯と内側靱帯で補強されています。
外側靱帯は関節包を補強している
外側靱帯は側頭骨の関節結節と下顎頸の間に張っています。よって側頭骨関節結節は関節包の中にあります。
側頭骨関節結節は下顎窩の前にある結節です。
顎関節に関する骨の図
顎関節周囲の骨の名称です。下顎窩、関節結節の位置を確認しましょう。
顎関節の運動は複合運動
顎関節の運動は、
①下顎頭と関節円板の蝶番関節
②関節円板と下顎窩の平面関節
の2つの関節が複合的に動く関節です。
開口は下顎の下制+前進、閉口は下顎の挙上+後退
口を開ける開口での下顎骨の動きは、下制(下に下がる)と前進(前に出る)が同時に起こります。
口を閉じる閉口での下顎骨の動きは、挙上(上に上がる)と後退(後ろに下がる)が同時に起こります。
まとめ
- 顎関節には関節円板がある
- 顎関節の関節包は緩い
- 顎関節は外側靱帯と内側靱帯で補強されており、外側靱帯は関節結節に付いている
- 顎関節は蝶番関節と平面関節の複合関節
- 開口は下顎の下制+前進、閉口は下顎の挙上+後退
課題ノートにまとめて覚えましょう
上記の図を印刷、もしくはノートに書き、最初の図を参考に空欄を入れてみましょう。書き入れることで、言葉の内容を考えるきっかけになります。
下に答えを入れた図がありますので、自分が入れた言葉と答え合わせをしてみてください。自分の理解度が分かります。
あとは覚えるだけです。空欄に書いた言葉に赤ペンを引き、赤シートで隠して覚えましょう。また、アプリなどを使ってもよいでしょう。白紙の図にもう一度書いてもよいでしょう。自分の覚えやすいやり方で覚えましょう。
課題ノートの答え:自分でノートに記入してから見てください
どうでしたか?
分からないところ、間違っているところ、もっと詳しく説明してほしいところなどありましたら、「お問い合わせ」よりお知らせください。感想なども「お問い合わせ」よりお願いします。
今日はここまでです。お疲れ様でした。