肩甲骨外転の筋は前鋸筋・小胸筋
肩甲骨外転の筋は前鋸筋・小胸筋です。今回は肩甲骨外転の主動作筋について、すぐ分かるようになります。
みなさん 勉強お疲れ様です。作業療法士国家試験対策講座 SakuraSaku Roomを運営しているさくらです。
今回は肩甲骨外転の筋についてです。
関節の動く方向とその動作を行う筋はどうしても覚える必要があります。何回も見たり、考えたりしていくことで見慣れてきます。繰り返しが大切です。
では一緒に勉強していきましょう!
肩甲骨外転の筋は前鋸筋・小胸筋
肩甲骨外転の筋は前鋸筋・小胸筋です。
肩甲骨外転は肩甲骨がそのまま外側にスライドする動作です。
前鋸筋を調べましょう。
前鋸筋の起始は第1~第8肋骨です。停止は肩甲骨上角・内側縁・下角です。肋骨から肩甲骨の内側縁に向かって付着しています。
胸郭の背面に肩甲骨はありますが、肋骨から肩甲骨を胸郭に引き付ける作用になります。つまり、前鋸筋の筋力低下がみられると、肩甲骨が胸郭に引き付けておくことができずに、胸郭から浮いてくる感じになります。これが「翼状肩甲」です。肩甲骨内側縁が胸郭から浮き上がってしまいます。
前鋸筋の作用は肩甲骨外転、肩甲骨上方回旋です。肩関節外転時に必要な動作になります。
小胸筋を調べましょう。
小胸筋の起始は第2~5肋骨です。停止は肩甲骨烏口突起です。烏口突起から斜め下方向に向かって走行しています。
肩甲骨外転、肩甲骨下方回旋、肩甲骨下制の作用があります。
小胸筋は肩甲骨下制でも出てきました。下のブログで確認しましょう。
まとめ
- 肩甲骨外転の筋は前鋸筋・小胸筋
- 前鋸筋は肩甲骨外転・肩甲骨上方回旋の作用
- 小胸筋は肩甲骨外転・肩甲骨下方回旋・肩甲骨下制の作用
課題ノートにまとめて覚えましょう
肩甲骨外転の筋を書きましょう。
前鋸筋の起始・停止・作用・支配神経を書きましょう。
小胸筋の起始・停止・作用・支配神経を書きましょう。
上記の図を印刷、もしくはノートに書き、図を参考に空欄を入れてみましょう。書き入れることで、言葉の内容を考えるきっかけになります。
下に答えを入れた図がありますので、自分が入れた言葉と答え合わせをしてみてください。自分の理解度が分かります。
あとは覚えるだけです。空欄に書いた言葉に赤ペンを引き、赤シートで隠して覚えましょう。また、アプリなどを使ってもよいでしょう。白紙の図にもう一度書いてもよいでしょう。自分の覚えやすいやり方で覚えましょう。
課題ノートの答え:自分でノートに記入してから見てください
どうでしたか?
分からないところ、間違っているところ、もっと詳しく説明してほしいところなどありましたら、「お問い合わせ」よりお知らせください。感想なども「お問い合わせ」よりお願いします。
今日はここまでです。お疲れ様でした。