体幹屈曲の筋は腹直筋・外腹斜筋・内腹斜筋
頸部屈曲の筋は腹直筋・外腹斜筋・内腹斜筋です。今回は体幹屈曲の主動作筋について、すぐ分かるようになります。
みなさん 勉強お疲れ様です。作業療法士国家試験対策講座 SakuraSaku Roomを運営しているさくらです。
今回は体幹の筋についてです。
関節の動く方向とその動作を行う筋はどうしても覚える必要があります。何回も見たり、考えたりしていくことで見慣れてきます。繰り返しが大切です。
では一緒に勉強していきましょう!
体幹屈曲の筋は腹直筋・外腹斜筋・内腹斜筋
体幹屈曲の筋は腹直筋・外腹斜筋・内腹斜筋です。
3つとも腹部前面に付着している筋です。
よって腹部前面に付着している筋が体幹を屈曲します。
腹直筋を調べましょう。
腹直筋は皆さんが言うところの「腹筋」です。シックスパックなどと言われ、筋肉がついていて体が引き締まっている代名詞のようなものです。
腹直筋は中央の縦に白線という線維があり、左右に腱画という線維が走っています。この部分は筋肉がつきませんので、割れているように見えます。
なかなか腹筋が割れないのは、皮下脂肪や腹直筋そのものの筋の厚みが足りない、腹横筋などのインナーマッスルと腹直筋のアウターマッスルのバランスが悪いなどが考えられます。単に腹筋をすれば割れるというわけではないことは、ご自身の体験からも理解できると思います。
腹直筋の起始は恥骨結節と恥骨結合です。停止は第5~7肋軟骨、胸骨剣状突起です。
下図に錐体筋がありますが、恥骨付近の筋を錐体筋といいます。
外腹斜筋を調べましょう。
外腹斜筋はウエストのくびれを作る筋です。
起始は第5~12肋骨です。停止は腹直筋の白線です。
外側から斜めに体の中心に向かうと考えてください。
両側が働くと体幹屈曲に作用します。
内腹斜筋を調べましょう
内腹斜筋もウェストのくびれを作る筋です。
起始は腸骨稜、鼠経靱帯です。停止は腹直筋の白線です。
下から斜め上に体の中心に向かっていくと考えてください。
両側が働くと体幹屈曲に作用します。
まとめ
- 体幹屈曲の筋は腹直筋・外腹斜筋・内腹斜筋
- 腹斜筋・外腹斜筋・内腹斜筋は腹部前面についている筋
- 外腹斜筋・内腹斜筋は両側が働くと体幹屈曲に作用する
課題ノートにまとめて覚えましょう
体幹屈曲の筋を書きましょう。オレンジは○○筋群です。その下は構成している筋を書きましょう。
腹直筋・錐体筋の起始・停止・作用・支配神経を書きましょう。
外腹斜筋の起始・停止・作用・支配神経を書きましょう。
内腹斜筋の起始・停止・作用・支配神経を書きましょう。
上記の図を印刷、もしくはノートに書き、図を参考に空欄を入れてみましょう。書き入れることで、言葉の内容を考えるきっかけになります。
下に答えを入れた図がありますので、自分が入れた言葉と答え合わせをしてみてください。自分の理解度が分かります。
あとは覚えるだけです。空欄に書いた言葉に赤ペンを引き、赤シートで隠して覚えましょう。また、アプリなどを使ってもよいでしょう。白紙の図にもう一度書いてもよいでしょう。自分の覚えやすいやり方で覚えましょう。
課題ノートの答え:自分でノートに記入してから見てください
どうでしたか?
分からないところ、間違っているところ、もっと詳しく説明してほしいところなどありましたら、「お問い合わせ」よりお知らせください。感想なども「お問い合わせ」よりお願いします。
今日はここまでです。お疲れ様でした。