骨に必要なホルモンは5つ

骨に必要なホルモンは5つあります。
作業療法士国家試験対策 国試がわかる(こくわか) を運営しているさくらです。
今回は骨に必要なホルモンです。
では、一緒に勉強していきましょう!
パラトルモンはカルシウムイオン濃度の上昇
パラトルモンは副甲状腺(上皮小体)から分泌されます。
パラトルモンは破骨細胞の活動の促進を行います。
骨吸収を促進して、血漿のカルシウムイオン濃度を上昇させます。
また、パラトルモンは腎臓でのカルシウムイオンの再吸収を促進します。
パラトルモンは血漿でのカルシウムイオン濃度を上昇させます。


活性化ビタミンDはカルシウムイオン濃度の上昇
ビタミンDは腎臓で活性化ビタミンDに変化します。
ビタミンDはパラトルモンによって活性化され、腸管と腎臓でのカルシウムイオンの再吸収を促進します。
活性化ビタミンDは血漿でのカルシウムイオン濃度を上昇させます。

カルシトニンはカルシウムイオン濃度の低下
カルシトニンは甲状腺から分泌されます。
カルシトニンは破骨細胞の活動を抑制します。
破骨細胞を抑制することで、血漿へのカルシウムイオンの供給を抑えます。
また、腎臓でのカルシウムイオンの再吸収を抑制します。
再吸収されないカルシウムイオンは尿と一緒に体外へ排泄されます。
カルシトニンは血漿でのカルシウムイオン濃度を低下させます。


アンドロゲンは骨吸収を抑制
アンドロゲンは精巣で分泌されます。
アンドロゲンは破骨細胞を抑制し、骨吸収を抑制します。
また、アンドロゲンは骨芽細胞を活性化させ、骨新生を促進します。

エストロゲンは骨吸収を抑制
エストロゲンは卵巣(卵胞)で分泌されます。
エストロゲンは破骨細胞を抑制し、骨吸収を抑制します。
女性は閉経後、女性ホルモンが低下します。女性ホルモンで骨吸収が抑えられていますが、女性ホルモンが低下すると、骨吸収が促進します。つまり、骨が破壊されやすくなる状況になりますので、骨粗しょう症になりやすいです。

YouTubeで確認してみましょう
YouTubeで骨に必要なホルモンを説明していますので、確認してみましょう。
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書いて、自分の理解度を確認しましょう。


作業療法学生さんのために国家試験に出題される内容をまとめました。
最後まで読んでくださってありがとうございます。
イラスト:イラストAC