破骨細胞を活性化するホルモン
骨はカルシウムイオンの出し入れに関係します。その調節をしているのがホルモンです。今回はカルシウムイオンを多く出すホルモンについて、すぐ分かるようになります。
みなさん 勉強お疲れ様です。作業療法士国家試験対策講座 SakuraSaku Roomを運営しているさくらです。
今回は骨に関するホルモンについてです。
ホルモンって、いろいろ同じような名前があって、ごちゃごちゃしますよね。少しずつ見慣れていくと、慣れてきますよ。
では一緒に勉強していきましょう!
カルシウムイオンを血中に多く流すかどうかが中心
骨に関係するホルモンは破骨細胞を活性化させるか、抑制させるかがポイントです。
破骨細胞は血液中にカルシウムイオンを多く流すか、流す量を少なくするかを調整します。
つまり骨に関係するホルモンはカルシウムイオンの調節を行うという役割になります。
破骨細胞を活性化させるのはパラトルモンと活性化ビタミンD
破骨細胞が古い骨を取り除いて、リンとカルシウムイオンを血漿に加えます。
血漿のカルシウムイオンが少なくなると、破骨細胞の働きを活性化して、カルシウムイオンを血漿に多く流すようにします。
そこに関与するのがパラトルモンと活性化ビタミンDです。
パラトルモンは副甲状腺(上皮小体)から出るホルモン
パラトルモンは副甲状腺(上皮小体)から出るホルモンで、破骨細胞の動きを活性化します。
パラトルモンは腎臓にも作用し、カルシウムイオンの再吸収を促進します。再吸収ということは血漿にカルシウムイオンが多くあるようにするということです。
活性化ビタミンDは腎臓で作られる
活性化ビタミンDはホルモンではありませんが、カルシウムイオンに関係しています。
活性化ビタミンDは腎臓で作られています。活性化ビタミンDは腸管からのカルシウムイオンの再吸収を促進します。腸管からカルシウムイオンを血漿に多くあるように調整するということです。
活性化ビタミンDは腎臓でのカルシウムイオンの再吸収も促進します。
まとめ
- 破骨細胞は血中(血漿)にカルシウムイオンを多く流す
- 破骨細胞を活性化するのはパラトルモンと活性化ビタミンD
- パラトルモンは破骨細胞を活性化し、腎臓でカルシウムイオンの再吸収を促す
- 活性化ビタミンDは腸管と腎臓でのカルシウムイオンの再吸収を促す
課題ノートにまとめて覚えましょう
上記の図を印刷、もしくはノートに書き、最初の図を参考に空欄を入れてみましょう。書き入れることで、言葉の内容を考えるきっかけになります。
下に答えを入れた図がありますので、自分が入れた言葉と答え合わせをしてみてください。自分の理解度が分かります。
あとは覚えるだけです。空欄に書いた言葉に赤ペンを引き、赤シートで隠して覚えましょう。また、アプリなどを使ってもよいでしょう。白紙の図にもう一度書いてもよいでしょう。自分の覚えやすいやり方で覚えましょう。
課題ノートの答え:自分でノートに記入してから見てください
どうでしたか?
YouTubeでも説明しています。ぜひチャンネル登録をよろしくお願いします。
分からないところ、間違っているところ、もっと詳しく説明してほしいところなどありましたら、「お問い合わせ」よりお知らせください。感想なども「お問い合わせ」よりお願いします。
今日はここまでです。お疲れ様でした。