肩関節内転の筋は大胸筋胸肋部・広背筋・大円筋

2023年5月27日

みなさん　勉強お疲れ様です。作業療法士国家試験対策講座　SakuraSaku Roomを運営しているさくらです。

今回は肩関節内転の筋についてです。

関節の動く方向とその動作を行う筋はどうしても覚える必要があります。何回も見たり、考えたりしていくことで見慣れてきます。繰り返しが大切です。

では一緒に勉強していきましょう！

肩関節内転の筋は大胸筋胸肋部・広背筋・大円筋

肩関節内転の筋は大胸筋胸肋部・広背筋・大円筋です。

大胸筋胸肋部を調べましょう。

大胸筋の起始は鎖骨・胸骨・腹直筋鞘です。停止は上腕骨大結節稜です。胸の前面についている筋です。某有名筋肉タレントさん達が見せたがる胸の筋が大胸筋です。大胸筋はかなり力が強い筋になります。大胸筋は鎖骨から上腕骨大結節稜につく鎖骨部と、胸骨や腹直筋鞘から上腕骨大結節稜につく胸肋部とに分かれます。そのうち、肩関節内転をするのは胸肋部です。胸肋部は横方向に上腕骨についています。

大胸筋は肩関節屈曲・肩関節内転・肩関節内旋・肩関節水平屈曲の作用があります。胸肋部は大胸筋のメインの筋ですので、同じ作用になります。

広背筋を調べましょう。

広背筋の起始は第7胸椎～第5腰椎棘突起、腸骨稜、第10～12肋骨、肩甲骨下角です。停止は上腕骨小結節稜です。背部の下部から前に回って上腕骨小結節稜に付着しますので、上腕骨を斜め下から引っ張る感じになります。

広背筋は肩関節内転・肩関節伸展・肩関節内旋・肩甲骨下制の作用があります。

大円筋を調べましょう。

大円筋の起始は肩甲骨下角です。停止は上腕骨大結節稜です。肩甲骨の下方から上腕骨に斜め上方に向かって付着しています。

大円筋は肩関節伸展・肩関節内旋・肩関節内転の作用があります。

大胸筋は肩関節屈曲でも出てきました。下のブログで確認しましょう。

広背筋は肩甲骨下制・肩関節伸展でも出てきました。下のブログで確認しましょう。

大円筋は肩関節伸展でも出てきました。下のブログで確認しましょう。

まとめ

• 肩関節内転の筋は大胸筋胸肋部・広背筋・大円筋
• 大胸筋胸肋部は肩関節屈曲・肩関節内転・肩関節内旋・肩関節水平屈曲の作用
• 広背筋は肩関節内転・肩関節伸展・肩関節内旋・肩甲骨下制の作用
• 大円筋は肩関節伸展・肩関節内旋・肩関節内転の作用

課題ノートにまとめて覚えましょう

肩関節内転の筋を書きましょう。

大胸筋胸肋部の起始・停止・作用・支配神経を書きましょう。

広背筋の起始・停止・作用・支配神経を書きましょう。

大円筋の起始・停止・作用・支配神経を書きましょう。

上記の図を印刷、もしくはノートに書き、図を参考に空欄を入れてみましょう。書き入れることで、言葉の内容を考えるきっかけになります。

下に答えを入れた図がありますので、自分が入れた言葉と答え合わせをしてみてください。自分の理解度が分かります。

あとは覚えるだけです。空欄に書いた言葉に赤ペンを引き、赤シートで隠して覚えましょう。また、アプリなどを使ってもよいでしょう。白紙の図にもう一度書いてもよいでしょう。自分の覚えやすいやり方で覚えましょう。

課題ノートの答え：自分でノートに記入してから見てください

どうでしたか？

分からないところ、間違っているところ、もっと詳しく説明してほしいところなどありましたら、「お問い合わせ」よりお知らせください。感想なども「お問い合わせ」よりお願いします。

今日はここまでです。お疲れ様でした。