肩関節伸展の筋は三角筋後部・大円筋・広背筋

2023年5月21日2023年5月25日

みなさん　勉強お疲れ様です。作業療法士国家試験対策講座　SakuraSaku Roomを運営しているさくらです。

今回は肩関節伸展の筋についてです。

関節の動く方向とその動作を行う筋はどうしても覚える必要があります。何回も見たり、考えたりしていくことで見慣れてきます。繰り返しが大切です。

では一緒に勉強していきましょう！

肩関節伸展の筋は三角筋後部・大円筋・広背筋

肩関節伸展の筋は三角筋後部・大円筋・広背筋です。補助筋は上腕三頭筋長頭です。

三角筋後部を調べましょう。

三角筋の起始は前部が鎖骨外側、中部が肩峰、後部が肩甲棘です。停止は上腕骨三角筋粗面です。肩の丸みを作っている筋が三角筋です。そのうちの後方についているのが三角筋後部です。

三角筋後部は肩関節伸展・肩関節外旋・肩関節水平伸展の作用があります。

大円筋を調べましょう。

大円筋の起始は肩甲骨下角です。停止は上腕骨大結節稜です。肩甲骨の下方から上腕骨に斜め上方に向かって付着しています。

大円筋は肩関節伸展・肩関節内旋・肩関節内転の作用があります。

広背筋を調べましょう。

広背筋の起始は第7胸椎～第5腰椎棘突起、腸骨稜、第10～12肋骨、肩甲骨下角です。停止は上腕骨小結節稜です。背部の下部から前に回って上腕骨小結節稜に付着しますので、上腕骨を斜め下から引っ張る感じになります。

広背筋は肩関節内転・肩関節伸展・肩関節内旋・肩甲骨下制の作用があります。

上腕三頭筋長頭を調べましょう。

上腕三頭筋の起始は長頭が肩甲骨関節下結節、外側頭・内側頭が上腕骨後面です。停止は尺骨肘頭です。上腕後面（二の腕の部分）は上腕三頭筋しかありません。

上腕三頭筋は肘関節伸展の作用がありますが、上腕三頭筋長頭は肩甲骨に付着していますので、肩関節伸展にも作用します。

三角筋前部は肩関節屈曲でも出てきました。下のブログで確認しましょう。

広背筋は肩甲骨下制でも出てきました。下のブログで確認しましょう。

まとめ

• 肩関節伸展の筋は三角筋後部・大円筋・広背筋
• 肩関節伸展の補助筋は上腕三頭筋長頭
• 三角筋後部は肩関節伸展・肩関節外旋・肩関節水平伸展の作用
• 大円筋は肩関節伸展・肩関節内旋・肩関節内転の作用
• 広背筋は肩関節内転・肩関節伸展・肩関節内旋の・肩甲骨下制の作用
• 上腕三頭筋全体は肘関節伸展の作用があるが、長頭は肩関節伸展の作用

課題ノートにまとめて覚えましょう

肩関節伸展の筋を書きましょう。

三角筋後部の起始・停止・作用・支配神経を書きましょう。

大円筋の起始・停止・作用・支配神経を書きましょう。

広背筋の起始・停止・作用・支配神経を書きましょう。

上腕三頭筋長頭の起始・停止・作用・支配神経を書きましょう。

上記の図を印刷、もしくはノートに書き、図を参考に空欄を入れてみましょう。書き入れることで、言葉の内容を考えるきっかけになります。

下に答えを入れた図がありますので、自分が入れた言葉と答え合わせをしてみてください。自分の理解度が分かります。

あとは覚えるだけです。空欄に書いた言葉に赤ペンを引き、赤シートで隠して覚えましょう。また、アプリなどを使ってもよいでしょう。白紙の図にもう一度書いてもよいでしょう。自分の覚えやすいやり方で覚えましょう。

課題ノートの答え：自分でノートに記入してから見てください

どうでしたか？

分からないところ、間違っているところ、もっと詳しく説明してほしいところなどありましたら、「お問い合わせ」よりお知らせください。感想なども「お問い合わせ」よりお願いします。

今日はここまでです。お疲れ様でした。