第2~5DIP関節屈曲の筋は深指屈筋

みなさん 勉強お疲れ様です。作業療法士国家試験対策講座 SakuraSaku Roomを運営しているさくらです。

今回は第2~5DIP関節屈曲の筋についてです。

関節の動く方向とその動作を行う筋はどうしても覚える必要があります。何回も見たり、考えたりしていくことで見慣れてきます。繰り返しが大切です。

では一緒に勉強していきましょう!

第2~第5DIP関節屈曲の筋は深指屈筋

第2~5DIP関節屈曲の筋は深指屈筋です。補助筋は浅指屈筋です。

第2~5DIP関節は中節骨と末節骨との関節のことです。遠位指節間関節ともいいます。

DIP関節を屈曲させるのは深指屈筋です。浅指屈筋はPIP関節を屈曲させる筋ですが、深指屈筋はPIP関節を通り越して末節骨に付着していますので、深指屈筋を収縮させるとPIP関節も屈曲します。よってPIP関節屈曲の筋の浅指屈筋が補助筋となります。

深指屈筋を調べましょう。

深指屈筋の起始は尺骨内側です。停止は第2~第5末節骨です。深指屈筋は深部を通る筋なので、筋腹や腱などは触診することが難しいです。触診する際には停止部のDIP関節掌側面を触りながら、DIP関節を屈曲してみてください。中央部付近に腱が触知できるはずです。深指屈筋は上腕骨には付着していません。よって肘関節の運動には関与しません。

深指屈筋は第2~5DIP関節屈曲、第2~5PIP関節屈曲、手関節掌屈、第2~5IP屈曲の場合のMP屈曲の作用があります。

浅指屈筋を調べましょう。

浅指屈筋の起始は上腕骨内側上顆、尺骨粗面、橈骨前面です。停止は第2~第5中節骨です。浅指屈筋は手関節掌側面で触知できます。ですが、表層に長掌筋や橈側手根屈筋があり、それ以外の腱を探します。各指のPIPを屈伸しながら、手関節掌側面を触ってみてください。少し深部に腱が動いているのが感じられると思います。第2指・第3指の浅指屈筋は長掌筋や橈側手根屈筋で分かりにくいですが、第4指・第5指の浅指屈筋は長掌筋の尺側側に腱の動きが感じられると思います。

浅指屈筋は第2~第5PIP関節屈曲・第2~第5DIP屈曲・第2~第5IP屈曲の場合のMP屈曲・手関節掌屈・肘関節屈曲の作用があります。

深指屈筋は手関節掌屈・手外筋・第2~5PIP関節屈曲でも出てきました。

浅指屈筋は肘関節屈曲・手関節掌屈・手外筋・第2~5PIP関節屈曲でも出てきました。

下のブログで確認しましょう。

まとめ

  • 第2~5DIP関節屈曲は深指屈筋
  • 第2~5DIP関節屈曲の補助筋は浅指屈筋
  • 深指屈筋は第2~5DIP関節屈曲、第2~5PIP関節屈曲、手関節掌屈、第2~5IP屈曲の場合のMP屈曲の作用
  • 浅指屈筋は第2~第5PIP関節屈曲・第2~第5DIP屈曲・第2~第5IP屈曲の場合のMP屈曲・手関節掌屈・肘関節屈曲の作用

課題ノートにまとめて覚えましょう

第2~5DIP関節屈曲の筋を書きましょう。

深指屈筋の起始・停止・作用・支配神経を書きましょう。

浅指屈筋の起始・停止・作用・支配神経を書きましょう。

上記の図を印刷、もしくはノートに書き、図を参考に空欄を入れてみましょう。書き入れることで、言葉の内容を考えるきっかけになります。

下に答えを入れた図がありますので、自分が入れた言葉と答え合わせをしてみてください。自分の理解度が分かります。

あとは覚えるだけです。空欄に書いた言葉に赤ペンを引き、赤シートで隠して覚えましょう。また、アプリなどを使ってもよいでしょう。白紙の図にもう一度書いてもよいでしょう。自分の覚えやすいやり方で覚えましょう。

課題ノートの答え:自分でノートに記入してから見てください

どうでしたか?

分からないところ、間違っているところ、もっと詳しく説明してほしいところなどありましたら、「お問い合わせ」よりお知らせください。感想なども「お問い合わせ」よりお願いします。

今日はここまでです。お疲れ様でした。

ブログを読んでくださってありがとうございます。読んでくださることが励みになります。

骨・関節・靱帯・筋をまとめた「基礎が分かる作業療法士国試対策資料」をココナラで出品しています。頭部・体幹・上肢・下肢をまとめた動画と課題ノートになります。

また、あなた専用の国試対策を行う講座も出品しています。あなたの分からない部分を伺い、それが解決できるような資料と講義を行います。

興味を持たれたら、下のURLをポチっとしてみてください。よろしくお願いします。

作業療法士国家試験問題の解説資料を作成します あなた専用の国試解説資料を作成・説明し、不明点を解決します (coconala.com)

https://coconala.com/services/2919255